2026年8月1年 HANA社名変更について

新しい章の始まり ― HANA                                   

2026年8月1日

本日、HANA Counselling and Education Limitedは、Trading Name(事業名称)を HANA へ変更いたします。

HANAは、単なる名前ではありません。

愛と希望、そして、人と人とのつながりの中で癒しは育まれるという、私たちの信念そのものです。

これは法的な会社名の変更ではありません。

しかし、私にとっては人生の大きな節目であり、HANAというブランドが新たな一歩を踏み出す日です。

今日は、その理由を少しお話ししたいと思います。

 

私の名前「愛」について

私の名前は「愛」。

誰からも愛されるように、誰もを愛するように。そして、「愛」という本当の意味を知る人になってほしいという両親の願いが込められていました。

私は、この名前を呪縛のように感じていた時期もありました。

「なんて重い名前なんだろう」と思うこともありました。

「愛って何なんだろう。」

私は、5歳くらいのころから、そんなことを考えていました。

どうして人は人を傷つけるんだろう。

どうして人は誰かを好きになり、誰かを嫌いになるんだろう。

友達って何だろう。

家族って何だろう。

そもそも、自分って誰なんだろう。

その先にある「愛」という意味を知ることが、私に与えられた人生のテーマであり、私が存在する意味なのではないかと、幼いころから感じていました。

私の両親や親族は、愛を体現しているような人たちでした。

私は、彼らから「愛」という意味を、そして「愛」とは何かを、言葉ではなく、その生き方を通して学びました。

愛とは、

相手を思いやること。

相手を知ろうとすること。

そして、厳しい現実を、自分のバイアスをできるだけ取り払って見る勇気を持つこと。

この世の中は、とても複雑で、厳しいと感じることがあります。

しかし同時に、どうしようもない美しさに圧倒される瞬間もあります。

誰かのやさしさが、乾ききった大地を涙で潤すような瞬間があります。

私は、そのような瞬間を何度も見てきました。

成長した今、私は、この名前のおかげで、自分自身を鍛え続けることができているような気がしています。

私は、人として、母として、経営者として、研究者として、セラピストとして、コミュニティリーダーとして、日々の生活の中で、「愛」とは何か、その大切さについて考え続けています。

両親や親族のような立派な社会貢献は、まだまだできていません。

それでも、私を信頼し、ともにコミュニティに貢献してくださる方々から、私は日々多くのことを学んでいます。

 

花 HANA ― 私の世界で一番大切な存在

私は、自分の「愛」という名前が大好きで、娘にも同じ名前を付けたいと思ったこともありました。

しかし、「愛」という名前は、あまりにも重いと感じるかもしれないと思いました。

彼女を産んだ瞬間、私の頭に浮かんだ景色があります。

それは、私がスイスの山で出会った、小さな花でした。

白くて儚く、それでいて力強く、美しく、かわいらしい花。

「ああ、この子は、お花だ。」

そう思いました。

私の名前にもどこか通じるものがあるように感じました。

お花をもらって嫌な気持ちになる人は、ほとんどいません。

彼女には、私のような苦難の多い人生ではなく、小さなお花のように生きてほしい。

周りにはたくさんの仲間がいて、つらい時には、他のお花に紛れて少し隠れてもいい。

私のように、いつも人前にさらされるような人生を歩まなくてもいい。

毎朝、目が覚めることを楽しみにし、

学校では学ぶことを楽しみ、

空を見て美しいと思い、

面白いものを見て心から笑い、

夜には心地よいシーツに包まれ、一日の充実と幸福感に満ちた心で穏やかに眠る。

そんな、穏やかでシンプルな人生を歩んでほしい。

そして、山に咲く可憐な花のように、多くの人から愛される人になってほしい。

そんな願いを込めて、娘に「花」と名付けました。

2021年5月31日、私は会社設立を申請し、2021年6月24日に登録が完了しました。

会社の名前に「Hana」を入れた理由は、もうご想像のとおりです。

この名前には、私自身の人生、娘への願い、そして未来への希望が込められています。

HANAの5年間の歩み

2021年6月24日。

私は、New Zealand Business Number(NZBN)の登録完了通知を受け取りました。

会社を立ち上げた当時は、私一人でした。

一人のカウンセラー。

一人の経営者。

一つの小さな夢。

「トラウマを抱える人たちの力になりたい。」

その想いだけを胸に、この会社は始まりました。

この5年間、私はトラウマセラピストとして学び続けてきました。

大学院で研究を続け、EMDRを学び、日々の臨床実践を積み重ねる中で、Zen、森田療法、内観療法、ダンス・ムーブメント・セラピーなど、さまざまな知識と経験を統合しながら、自分自身の臨床を深めてきました。

そして2026年。

1994年から現在にいたる大学院での研究と、日々のトラウマ臨床、そして私自身の人生経験が一つにつながり、Mud Lotus Trauma Integration Model が生まれました。

私にとって、このモデルは単なる理論ではありません。

これまで出会ってきたクライアントさまたちの人生。

先生方からいただいた学び。

仲間との対話。

そして、自分自身が歩んできた人生。

そのすべてが積み重なって生まれた、一つの「意味の統合」でした。

2026年3月、その考えを論文として初めて公表しました。

さらに、その理論を地域社会へ届ける方法として考えたのが、Mud Lotus Community Programme です。

そして、2026年8月1日。

Sport Aucklandの助成を受け、最初のMud Lotus 12 Weeks Programme がスタートします。

私にとって、この日は単に一つのプログラムが始まる日ではありません。

研究が地域へ。

臨床が地域へ。

そして、一つの想いが地域へ開かれる日です。

この数年間で、HANAはカウンセリングだけを行う会社ではなくなりました。

現在では、Auckland Council、Local Board、政府機関、NPO、NGO、地域団体など、多くの皆さまと協働しながら、さまざまなコミュニティプロジェクトを進めています。

そして何より、この会社はもう私一人の会社ではありません。

一緒に活動してくれるファシリテーター。

専門家の仲間。

ボランティア。

応援してくださる地域の皆さま。

そして、HANAを信頼してくださるクライアントの皆さま。

たくさんの方々との出会いがあったからこそ、今のHANAがあります。

私は、ここまで一人で来たわけではありません。

本当に、多くの方々に支えていただきました。

心から感謝しています。

 

だから、HANAへ。

2026年8月1日。

私は、Trading Nameを

HANA

へ変更することを決めました。

これは法的な会社名の変更ではありません。

正式な会社名は、これまでどおり

HANA Counselling and Education Limited

です。

しかし、ブランドとしての名前は、

HANA

になります。

その理由は、とてもシンプルです。

今の私たちは、もう「Counselling」だけをしている会社ではないからです。

カウンセリング。

教育。

研究。

コミュニティ活動。

子どもたちへのプログラム。

行政との協働。

地域づくり。

そして、これから生まれる新しい挑戦。

HANAという名前の方が、今の私たち、そしてこれからの私たちを、より自然に表していると感じました。

 

未来へ

私は、まだ道の途中です。

母として。

経営者として。

研究者として。

セラピストとして。

コミュニティリーダーとして。

毎日、失敗し、学び、成長を続けています。

HANAもまた、完成した会社ではありません。

これからも、人と人をつなぎ、

地域とともに学び、

社会に少しでも貢献できる存在へと成長していきたいと思っています。

最後になりましたが、

これまでHANAを支えてくださったすべての皆さまへ、

心より感謝申し上げます。

そして、これからもHANAをどうぞよろしくお願いいたします。

木原 愛

 

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